予防とカイロプラクティック

治療医学と予防医学

一般に、医療の現場では「治療医学」といって、病気やケガなど具合が悪くなった時に病院へ行って治療を受けること、すなわち対症療法が主流です。
これに対して「予防医学」とは、簡単にいえば「病気になる前に、病気になりそうな原因を取り除く」または「病気になりにくいような体質に改善することで健康を維持する」という考え方です。

健康への関心が高まるなか、日本でも少しずつ予防医学に対する理解も進んできましたが、治療医学と違って保険が適用されないこともあり、海外に比べて普及は遅れているというのが現状です。

病気になる前に改善

健康と病気の間には多様な『未病』という広範囲な領域があります。
「なんとなくダルい」「調子が出ない」「疲れやすい」など身体の機能低下を訴える症状がでている状態です。
この未病の段階では、西洋医学のお医者さんは診断名がつけられないので、「病気」として扱われません。
しかしそのまま様子を見ていて病気になってからでは、改善するのは非常に困難です。
もっと容易に改善する為には、『未病』の状態から健康の状態へと戻してあげることが重要なのです。

カイロプラクティックは、この『未病』からの改善を得意としています。
なぜなら多くの場合自然治癒力が低下して原因となり、『未病』になるケースが高いからです。
カイロプラクティックは背骨のゆがみ、又は全身のゆがみを改善することで自然治癒力を回復させます。
そうすることで「病気」を予防し、「健康」を維持できるのです。

カイロプラクティックの本質

カイロプラクティックは、痛みの諸症状の解消・緩和など、治療医学としての側面も確かに備えています。
しかし、カイロプラクティックの本質は、むしろ予防医学にこそあります。
「身体に痛みが出てから、その痛みを治療する」よりも、「身体が痛む原因を見つけ出し、その原因を取り除くことで、痛みの再発を予防する」。
さらに「常日頃から、身体が痛くならない健康な状態を保てるようにする」ことがカイロプラクティックの本領なのです。

重い病気にかかる前に定期健康診断や人間ドックを受診するように、痛みを感じる前にカイロプラクティックのヘルスケアを受けてみることをお勧めいたします。